念は「今の心」
「念」という文字を分解すると「今」と「心」
これは「目の前にある事を一生懸命やる」ということ
言葉を換えて言えば「実践」
「念」とは「今の心」であり「今、目の前にある事を一生懸命
やること」を表します。
「念じる」という言葉には「実践する」という意味があります
かつてインドで多くの病人を看護したマザーテレサは
「あなたはなぜ、いくら手厚い看護をしても助からない
ような難病の人々を、そんなに一生懸命に心を込めて
全力で看護するのですか。結局はムダになるのではないですか」
という質問を何十回となく受けたそうです
そのたび彼女は答えました。
「みな恵まれない人生を送ってきた人たちです。”酷い人生だった。
生まれてくるんじゃなかった”と思い続けてきたことでしょう。
でも最後には”生まれてきてよかった”と喜んでもらいたいのです」
マザー・テレサは「手厚い看護が無になってしまうかもしれない」
という”未来”を見ているのでもなく「こうなる前に誰かが手を
差し伸べてあげれば、こんなことにはならなかったのに」と
”過去”の事を批判するわけでもなく、ただ「今、自分にできる事」
をやり続けることに徹していたのではないでしょうか。
「念=実践する」というのは、そういうことかもしれません。
著者不明