傲慢と謙虚
何かを頼まれたとき、「私には力がないのでとてもできません」
というのを「傲慢」という。
「ありがとうございます」とお礼を言って、自分の今の持てる力で
やっていくことが「謙虚」
あるとき、字が下手な方に「字を書いてほしいと頼まれたら引き受けたほうがいいですよ」
と提案したことがあります。
その方は「頼まれることは多いのですが、まだまだ下手なのでお断りしています」
とおっしゃっていましたが、私は「それはおごり、高ぶりの一種ですよ」といいました
下手かうまいかなんて、自分が決めることではありません。
自分で「未熟だ」と言って断っているとしたらこれは「傲慢」ということになるでしょう
頼まれごとは「ありがとうございます」と「謙虚」にやっていけばいいでしょう。
難しい頼みごとを持ち込まれるのは「できないことで何でも引き受けてやっちゃうぞ」
という気迫を放っているからではないでしょうか。
私は「10キログラムの荷物をもってくれ」と言われたら「できない」といいます。
人には「できないこと」と「できないこと」があります。
わたしは「できないこと」に「できる」とはいいませんから
「できないこと」自体を頼まれることはほとんどありません。
頼まれごとがあったら、今持っている力で「できること」をやればいい。
とても単純な事ではないかと私は思います。
著者不明