あまりに素敵な警備員
先日、実家の新潟へ帰ったとき、
かあちゃんから聞いた話です。
実家周辺で、ガス、水道の工事をずっとやっていたようで、
そこに、あまりに素敵な警備員がいたのだそうです。
どんな警備員だと思います?
工事の現場に警備員っていますよね。
工事をする人ではなく旗をふったり、
交通を整理したりする人です。
今回、僕の実家の近所を担当した警備員は
すごかったらしい。
たとえば、通行するところに
プレハブ板2枚を置いて作業してたそうですが、
板2枚の段差ができるから高さが出るわけです。
歩いて渡るぶんには問題ないのですが、
自転車で渡る時はタイヤがぶつかってしまいます。
だから、その警備員は常に気を配っていて、
遠くから自転車が視界に入ったら
即座にプレハブ板を1枚取って、
自転車でも通行しやすいようにしてたのだそうです。
その動きがまた機敏で、無駄がなく、
笑顔も実に気持ちよかったとか。
遠くからでも目が合うと
「ご迷惑をおかけしてます」という感じで、
深々と頭を下げるのだそうです。
感心した近所のおばさんのひとりが、
工事現場の責任者に声をかけました。
「あの若い警備員さん、すごいですね。
対応がものすごく気持ちいいから、
工事の騒音が気にならなくなりました」
すると工事の人はこう言ったそうです。
「本当に彼には助けられてます。
彼はNO,1警備員です。
本来、工事現場は音がうるさいから、
いつもクレームがひどいんです。
わたしたちもこれが仕事だから
しょうがないんですけど。
でも、彼が警備を担当してくれたところは、
クレームどころか近所の人に
感謝されてしまうんです」
やるじゃないか、NO,1警備員!
あなたに会ってみたい!
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
というわけで3秒セラピー♪
あなたひとりが輝けばいい。
そうすれば、全体が輝く。
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
どんな仕事でも、ぶっちぎりで光れば、
それはすごい口コミになるってことですよね。
近所中でこの警備員は噂になっていたそうですから。
著書 ひすいこたろう