「忙しい」とは・・・
「忙しい」という字は「心を亡くす」
「忙しい、忙しい」と言い続けて
「一人ひとり」「一つひとつ」を
大事にすることを忘れてきたかもしれない
ある自動車販売会社の営業部に数年間トップの成績を
続けている人がいました。
営業所長より高い報酬をもらっていたそうです。
ある時、雑誌の記者が「どうしたらトップの成績があげられるのですか」
と質問すると、彼は「いえ、何もしていません」と言いました
そこで記者が彼の日常を取材していたところ秘密がわかりました
たとえば、ある家の子供が学校に入学したときは
必ず花束を届けます。
お年寄りが体の不調を訴えれば評判のいい専門の病院を紹介します
結婚記念日や誕生日などにお祝いを届けることも忘れません
この人は”営業”でも”仕事”でもなくただ多くの人と楽しい
”おつきあい”をしているだけでした
「何もしていない」というのはそういうことだったのです
「忙しい」というのは「心を亡くす」と書くように
「一人ひとりを大切にする心」「物事の一つ一つを大事にする心」
をなくしてしまったときに起こる状況をいいます
この人はトップ営業マンですから仕事自体は過密でしたが
「忙しい」と思うことはありません。
人を喜ばせることがたのしくて「こんなに幸せでいいんだろうか」
という思いで仕事をしていたようです
著者不明