幸せとは感じるもの
「幸せ」はつかむものでも、なるものでもない
「幸せ」とは「感じる」ものである
「幸せ」は感じた人にのみそこに存在する
感じた人にのみ「幸せ」が生まれるという構造になっている
山のあなたの空遠く/「幸」住むと人のいふ。
譩、われひと、尋めゆきて/涙さしぐみ、かへりきぬ。
山のあなたになほ遠く/「幸」住むと人のいふ
というカール・ブッセの有名な詩があります。
逆説的ですがこの詩は「幸せ」の心理を言い当てているようです
なぜなら私たちは一生懸命「幸せ」を探しにいく
必要はないからです。
「幸せ」はつかむものでもなく、なるものでもない。
そこにあるものに「幸せ」を感じられれば間違いなく
そこに「幸せ」は存在します
「では、私が幸せだとおもえばどんな状態でもいいのですか?」
という質問が聞こえてきたそうです
答えは、その通り。
たとえば、一日中汗をかいて、たくさん仕事をしました
そのあとで冷たい水を一口飲み「あー幸せだ」と思ったら
その瞬間、その人にとってのみ、その「幸せ」が存在します
この「幸せ」はみんなにわかるものではありません。
ただ一人それを感じる人のみ帰属するのが「幸せ」なのです
著者不明