幸せの構造
人間の望みや欲望というものには
「これでよし」というラインがないから
パラダイス状態は永久に実現しない
心の中に幸せを感じるメカニズムができる
「ユートピア」状態なら実現できる

幸せの構造には「パラダイス」と「ユートピア」という二つの
考え方があります。
「パラダイス」というのは外から見てその人がすごく
幸せそうで目に見えて「天国にいるなあ」とわかるものを言います
「ユートピア」というのは天国にいることが見えないのですが
心の問題として天国にいる状態のことです
「パラダイス」では欲求がすべて叶い、とどまることを知りません
でもこの「パラダイス」状態は永久に実現することがない
なぜなら人間の望みや欲望には「これでよし」という
ラインがないからです
一方で「ユートピア」は「心の中に幸せを感じるメカニズムが出きる事」
ですから、「ああ、今幸せだ」と思った瞬間その状態が入る事が出きる
だから、普通に横断歩道を歩いていても喫茶店でコーヒーを飲んでいても
「ユートピア」にいることができます
幸せというのは条件が整備されてその条件をクリアしたら
「幸せ」になるというものではありません
いま「幸せだ」と思ったら幸せが手に入ります
どこにもない「パラダイス」を探すよりも
心の中に「ユートピア」を作ってみたらどうでしょう。
著者不明