仕事はたのしんでやるもの
仕事の喜びを知る秘訣は、
たった一つの言葉で言い表すことができる
それは、
「よい仕事をするためにはそれを”楽しんで”
やることだと知ることである」
そもそも仕事というものは、人間が生きていくために
もとめられる役割分担であったろう。
その役割分担は義務であったが
仕事の成果がよく出ることで人が喜んでくれるのを見ると
とてもうれしく思えるようになった
そうしているうちに、人は仕事を知れば知るほど
できればできるほど好きになりますます励んでいこうとする
こうなると、次には仕事こそ生きがいであり
人生の楽しみであるという境地にいく人間も多く出てくる
楽しみながら仕事をすることで最高の成果を生み
それが人生の最高の価値となるという善の循環ができあがる
ノーベル賞を受賞した江崎玲於奈博士は
「学問を知っている人は学問を愛する人に及ばない」
と述べている。
これは次の論語の孔子の言葉をもじったものだろう
「子曰く、これを知るものはこれを好むものに及ばない
これを好むものは、これを楽しむものに及ばない」
学問だけでなく、すべての仕事において楽しむことが
一番である。
著者 パール・バック