自分の生き方を貫け
自分しか歩めない道を
自分で探しながらマイペースで歩け
一生自由人を通して生きた紀伊國屋書店創業者の言葉である
似たような名言として武者小路実篤の
「この道より我を生かす道なし、この道を歩く」がある
彼らは二人とも自分の好きな道を、人生を生き歩んだ
一つ参考になるのは人の意見に左右されないと言うことである
田辺は松原治と言う有能な経営者を得て
もっぱら組織経営のことは任せ、自分は才能探しや
恋人探しに勤しんだ
武者小路は、小説はそんなに売れなくても
独特な人生論を展開して文豪の地位を築いた
何れも新年の人と言うしかない
佐藤一斎の「言志四録」より、有名な名言を紹介しておこう
「一燈を掲げて暗夜を行く。暗夜を憂うることなかれ。
ただ一燈を頼め」
ただ正しい志と信念を信じて行け、というのである
著者 田辺茂一