20代からぶっ飛ばせ!
魂のこもった青春は
そう安易に滅んでしまうものではない。
人生は一度しかないのだ。
20代からぶっ飛ばして、自分のやりたいことに
思いきり、魂を込めて、元気いっぱいに挑戦すべきだ
これが財産になるのだ。
そして次にやることが「自分はコツコツと何をすべきかを
見ていく」ということである
ハンス・カロッサの逸話がある。
カロッサは第一次大戦に出征する直前、尊敬する詩人
リルケに会いに行く
カロッサはリルケが何か神秘的な雰囲気と天才的な
詩のひらめきでもって詩作にふけるものと信じていたが
会ってみると、まるで工房に入って仕事をする職人の
様な態度で試作しているらしいので、驚嘆する
事務的に日課を果たすような詩人の姿。
カロッサは驚きと励ましの気持ちを得て、
リルケの家を辞したという。
これは、それまでのカロッサの魂のこもった生き方があって
それが自分に大きく残り次においてやるべき道が
見えてきたということではないか。
著者 ハンス・カロッサ