時に自分を褒めてやる
真の謙虚さとは自分を正当に評価することであり
長所をすべて否定することではない

謙虚は、絶対に必要な美徳だ
どんなに修業した人も、つい”自分が”と、前に
でたくなるものだ
ベンジャミン・フランクリンもそのあたりの難しさを
自伝で述べている
ところが、謙虚さにもバランスが必要なようだ
私は、行き過ぎた謙虚さは、嫌味だと批判されたことがある
良好な人間関係を作るためには親しい友との間では
謙虚さはほどほどでいい。
とくにこの世で一番の友といってよい自分自身の前では
時には自分を正当に評価してあげ、褒めてやることだ
ここでは人はいない。自分だけだ
これから、さらに、向上していこうとする自分を励ます意味でも
自分で自分を褒めてやることはよいことではないだろうか
よくやった。偉いよ。この調子でがんばっていこう
自分の人生を楽しみ、人を楽しませよう
私はそれに値する人間なんだ。と。
著者 サミュエル・スマイルズ