人生は実行である
人生は実行であり、現実である
百の各論卓説より一の凡策である
順境にして悲観し逆境にて楽観する

人生は実行であり続けることを、
出光佐三の生涯は見事に示した
2013年の本屋大賞を見事受賞した
百田尚樹氏の「海賊と呼ばれた男」は
その出光佐三の伝記である
出光自身は実行の人であるから本は読まなかった
かもしれないが、百田氏の本を読めば分かるように
その周りには出光を信奉する多くのものたちが
ありとあらゆる情報を持ってくる
それをもって見事に敵の防御を見抜いてすぐ手を打つのだ
その先はどこを見つめていたのか
アンドレ・マルローの質問にこう答えている
「ヨーロッパは物を中心とした世界ですが日本人は
人を中心とした世界です」
「私は、人間も信頼するという考え方を広めていくこと
こそ、日本の世界的使命と言っています」
著者 出光佐三